巨大サボテン成長記

4月30日
5月29日
6月8日
9月22日
10月12日
10月18日
11月14日
事始め
サボテンらしく
内部が成長?
内部見せます
姿をあらわす
中身の成長
殆ど出来上がり
11月18日
親戚色々
サボテンの
迎える
空路
吊り上げ
取り付け
サボテン本体も
色々なサボテン
中身の成長
準備
フランスから到着


植物園へ

おじさんのページ

昔々大撫山というお山から大きなサボテンが芽を出し成長しはじめた。
元々ここにはかなり大きめのサボテンがあったのだが、国中にもっと大きなサボテンが生えて、
「巨大サボテン」の仲間に入れてもらえそうもなくなってきた。
でも、大撫山の風土が巨大サボテンに適していたのか、元々のサボテンから落ちが種子がよ
かったのか、それはぐんぐん元気にと育っていった。


元々のサボテンの遺伝子のためか、こっちのサボテンも丸い本体に四角いものが付いて
います。丸い本体の中心には骨のようなものが通っていて、これも元のサボテンと似てい
ます。やはり同じ種類のサボテンでしょう。


約1ヶ月たちました。うしろの四角い部分、本体の丸い部分、ますます成長しています。


巨大サボテンに圧迫されたため、安全な場所に移植された小さなサボテンもどうやら少し
元気になったみたいですね。


背が高くなるにつれて、表の面が写りにくくなってきます。


6月にはいると成長は内部に移ったみたいです。外観的大きさは殆ど変化なし


しばらくご無沙汰    ともかくこんなに大きくなっちゃった。
他の植物観測と一緒、7〜8月は一番大事な時期です。でも、おじさん植物園、写真をとる
人が国内国外遊んでまわっていてご無沙汰になっちゃうのです。夏は遊びにも重要な時
期なんですかね?ともかく近くまで、そしてしまいには内部まで探検しちゃいま舌。
はるか太平洋上   超巨大サボテン
はハワイ島に、こんなサボテン目じゃない、超巨大サボテンがあるのだそうです。サボテンの
飼育係林佐絵子さんと探検です。
元のサボテンとの親戚関係は明らかです。一方向、縦に隙間が空いているんです。それに
上の部分が回転するらしいのです。


なんだかとってもよく似ているでしょ


サボテンの中に入って見ました。

このサボテン、外には棘はありません。探検のガイドをしていただいた尾崎さんによれば、
棘は宇宙から刺さってくるんですって、そして、上部が回転し、縦に隙間ができることで、宇
宙のどの方向から棘がきてもこのサボテンは大丈夫なんですって。
内部は階層構造を持ち、下から4番目、後ろについた四角い部分でいえばテッペンの高さ
に入口がありました。中は広ォ〜〜い、天井の高い、がらんどうです。宇宙からの棘を受け
取る部分がこの丸い床にギュッと頭を出すのでそうなると狭いくらいなんだそうです。


一つ下の床には真中に独立して立っていた柱がのぞいています。ここに棘を受ける部分が
乗って、上のがらんどうまで伸び、聳え立つのだそうです。


よく見るとサボテンの土手っ腹に風穴が開いています。宇宙からの棘に風が当たって、
正確に受け止められない・・・・・なんて難しい説明でした。


このサボテンさらに成長を続けて行きます。じっくり見守って行きたいと思っています。皆さん
もどうかご関心持ちつづけお願いし鱒。

10月18日(日)     サボテンの中身は
同じ兵庫県は尼崎、三菱電機通信機製作所で成長中、という情報が入りました。黒田さんと
探検に行ってきました。ありましたありました。なるほどサボテンの中身となればこんなにで
かいか、そして宇宙のどこからでも刺さってくる棘を精密かつ効果的にキャッチする構造に
なっています。


中身さん更に完成      全体像が現れる
もう一度三菱電機に行ってきました。見た目は殆ど完成です。運転試験の後分解して
12月には大撫山に運び込み巨大サボテンの中心部に納まるのだそうです。


11月18日(火)  サボテンも完成
補強の枠組みが外れ、見た目にも立派なサボテンです。中身が入ってあちこち向くようにな
れば見物の人も大勢集まるでしょう。


親戚色々  日付なし
ハワイ島に巨大サボテンがあることは既にお話しました。他にも色々サボテンがあるのです。
おじさんが自然学校に通う播但道の入口近くだけでもこんなにありま舌

サボテンの生えている西はりま天文台からおじさんの住む野里に帰る途中、砥堀にインター
を降りたところにこんな立派なサボテンが生えています。名前は勇ましく「風神雷神」、サボ
テン特有の棘ではなくて、ネオンサインがまわりを覆っています。昼間でもビックリするくらい
明るいのです。さすがの名前にふさわしい勇ましさです。
なぜかこの頃、ネオンがついていないのは気になります。さらに発見は、後に回ってみると
土手っ腹に大きな穴があいています。大撫山頂のサボテンと共通です。DNA鑑定にかけれ
ば比較的近い種類とわかるかもしれません


風神?風前?
前にまわると大撫山のサボテンの成長中にかけてあったような足場と網がかぶせてあり
ます。でもこのサボテン10年も前から生えているんです。もしかしたら老齢のため崩れそ
う、危険防止のための櫓かもしれません。風神ならぬ風前の灯だったなんて?
ネオンがついていないのはそんな関係でしょうか?


福崎は背の低いサボテン
砥堀から播但道に乗って福崎のトンネルをくぐる手前にあります。数は少ないですが、細い
棘のようなものが生えています。


市川のサボテン  これもまた播但道沿い
そのまた次の市川南インターを降りるとまたまた同じようなのが生えています。とっても大きな
立派なサボテンです。本体が殻の後まで覗いていたり、チョッとおもしろいサボテンでした。



サボテン中身の成長
外観の目覚しい成長にやや遅れていた中身、手厚い保護のある空間でどんどん成長して
います。どこまで機能を備えたのかわかりませんが、見掛けはどうして立派なものです。
1月27日のこの写真では2ヶ所、まわりと違う雰囲気の色の部分がありますね。
写真で上の円盤型の部分はパリで、お知りの筒状の部分は東京で、それぞれ培養されて
いる、という話でした。とっても楽しみで脛。



到着待ち04年2月10日空路パリから到着  
パリで培養中の心臓部、なんでもぴかぴかの鏡上のものだそうです。上の写真では
違和感のある錆び止め色の部分に付くようです。入ってみたらその部分大きな穴が
開いています。今日は大手術なんだなぁ、サボテンらしい命がこもるかしら。



キラキラ光る心臓部
パリから関空に空路、そして、夜走って大阪へ、昼は消えつつ又夜走り、佐用へそして
ついに2月10日10時心臓移植のコンテナーみたいなものを積んで大撫山頂は西はり
ま天文台に無事到着しま舌。
さすがは反射望遠鏡(?)トラックは後ろ向きで入ってきます。


トラックはさらにバックして、大きなサボテンの下に潜り込んで行きます。サボテン本体の
下の穴の扉が開くと、真下にすぅ〜〜っと入って行きます。
移植臓器コンテナーのカバーが恐る恐る開かれると、ピカピカの鏡みたいに見える、大
きな円盤です(左)。臓器受け取り側から数人の技師たちが、移植臓器に異常がないか
丹念に調べます(中)。異常なし、いよいよ吊金具取り付け(右)、


ピカピカの心臓部は地面を離れます(左、そう言えば数十時間前は地上1万メートルに
いたんですね)、静かに静かに吊り上げられ(中)、報道陣(前からの写真は今のところ
非公開、ご覧になりたければ開示請求が必要になります)のカメラの放列の前をゆっく
り上がって行きます。


さっき開いていた穴に向かって上がって行きます。取り付け治具(移植臓器の下に錆び止め
色の枠組みがのぞいている)は下にジャッキが付いていて、さらに上下左右、回転水平など
を精密、便利に調節できるようになっています(左)。引いたり押したり、まわしたりだんだん
取り付けネジ穴が合ってきます。最後に恐る恐るジャッキをおろすと、おおっ移植部分はその
まま取りついているではありませんか(右)。


移植手術はこれで終った訳ではありません。何百本という血管や神経、関節、筋肉をつなぎ、
全体として動くように、正確に動くように、・・・・・・・アッそれだけではありません。もう1個錆び
止め色がありましたね、あっちは秋までかかるらしいです。
でもひとまず3月には宇宙からの棘を一本でもキャッチ、一応の誕生祝(サボテンになった)を
します。さらに栄養、経験、知識を与え、体、知能、幅広い受容力などを育てて「一人前」すな
わち「元服」は11月頃、産み、育ての親黒田さんは考えているようです。

この巨大サボテンの中に私たちがたくさんの蟻のように潜り込んでは宇宙からの棘を楽しむ、
そんな日も遠くありません。期待しましょう、お会いしましょう、楽しみましょう、そして、それを
楽しんだ皆さんが宇宙を考え、人類を考え、未来を考え、地球を考える、そんな出発点になる、
歴史の出発点って政治でも経済でもなかったのだ、って考える、そんな日を一日でも近いもの
になるように・・・・・・・
                こんな「やらせ」文章でこのページは終りません。もっと続き鱒。

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色々なサボテン


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