曇り曇りまた曇り、
いつになったら・・・・
台風直撃 リベンジ、再リベンジ 井上さんの涙 結局再々再・・・リベンジへ |
ついに見えました! 9月6日 |
8月8日(金) 希望にあふれて
ある日明石天文科学館の井上さん、と雑談中、(お互いに気が大きくなった?)花北広場
で観望会をしよう、それなら火星大接近がチャンス、と盛り上がりました。期日選びは2転
3転しながら8月8日に。そんな中、いろんな交渉や準備は、だんだんに黒田さんの手に
集中していきます。おじさんも、井上さんからもらったポスター原稿を増し刷りしてマンショ
ンの掲示板に張ったりお店に頼んで回ったりしました。
近くの酒屋さん、スナックのママなども大いに肩入れしていただき、アチコチにポスターが
見られます。関心は上々な様です。
そして前日になって黒田さんから「台風直撃、どうしよう」の電話です。どう見ても来そう、
それなら中止、早い目に通知、ということになり、大童で中止のポスター貼りをしました。
おじさんにはもう一つ問題がありました。よく9日は岩手県の山の中でスターウォッチング
があるのです。中止になるなら、台風が来ないうちに行けるところまで行っておこう。なん
て考えて、大急ぎでポスターを貼り、新幹線に走ります。
夜遅く着いてみるとスターウォッチングは種山ヶ原から「農村振興センターホール」に移し
ての実行だそうで、準備は進んでいます。問題は果たして「何人たどり着けるか」になるよ
うです。翌朝の天気図、まさに関西直撃の図です。
8月18日(月)25日(月) リベンジ、再リベンジ
「リベンジ」には「再び」という意味が入っていそうですね。だから「再リベンジ」っておかしい
言い方かも知れません。でも、これが「再々リベンジ」にもつれこみ、さらに少なくとももう
1回やることになりそうなんですから今年のお天気は・・・・・・。
「リベンジ」18日は曇り、全く星は見えません。でもお客様100人はお集まりでした。
黒田さんの熱演でクイズ大会が盛り上がりました。
結局は「スナック花北」で呑んでお開き。
「再リベンジ」は雲の切れ目から火星が時々のぞきます。ホンの1〜2分くらいです。そ
の間に望遠鏡を合わせ直し、何人かに見てもらいます。そして行列のみんなは空しく空を眺め
ます。いい加減待っていると「アッ見えた!」またまた望遠鏡に入れなおし、また2〜3人見て
もらいます。そんな繰り返し、でも50人ほどのお客様、30人くらいは見ていただいたでしょう
か?9月1日の「再々リベンジ」を約してお別れしました。
9月1日(月) 今日こそは晴れる
の意気込みでのぞんだのですが、そして天気予報もバッチリだったのですが、そして天頂近
くにはアルタイルが見えたりアルビレオが見えたり、なんですが、火星はやっぱり見えたり隠
れたり、人数手薄で望遠鏡3台かためて置いたら、東の空に低い火星が待つ人に隠された
り、テンヤワンヤでしたが、かなりの方に見ていただけました。
そうこうするうちにまたまた雲が厚くなったか、全く見えません。結局あきらめた方々には一応
9月5日、できる限り再々再リベンジを行う、とお話しました。
10時かなり過ぎてからまたまた見え始め、残った方々、通りかかりで寄っていただいた方、
「見えてきた」というので諦めながら来ていただいた方、なんかで12時近くまでお店を開いて
いました。黒田さんが西はりまから持ってきた「火星観望証明書」はちょうど100枚出ました。
とにかく再々再リベンジのポスター貼らなくちゃ!
9月3日(水) ポスターまだ貼ってないんです
再々再リベンジ、井上さんの都合は悪いらしい、黒田さんも不定要素あり、残るは頼り甲斐
のないおじさんだけ。大変大変。今日は自然学校から8センチ屈折赤道儀を借りてきまし
た。先ず自然学校で、ファインダーがちゃんと向いているか確かめます。フムふむ何とか中
心に入るぞ、でもこれは20mmアイピースではないか。倍率の高い5mmを付けるとどうな
る、やっパリ視野の端っこになっちゃいます。一生懸命修整、ネジを固定・・・・・・で大汗をか
き、さらに自動車に積むべく分解、それでは心配だったので再組み立てしてファインダーが
狂っていないか・・・・・・、またまた大汗。
ファインダーが狂わないように、重たいものが跳ねないように、後席シートベルトやらダン
ボールの切れ端やらを使って、何とか積み込み、例によって途中お昼寝しながら、カーブな
どに気をつけて帰ってきました。
マンション玄関に近い駐車スペースにとめさせて貰って、急いで荷を降ろし、6階に運びま
す。車を駐車場に戻して、再び6階の部屋へ、ベランダから火星が見えています。望遠鏡を
再組み立て、火星に向けてみます。ファインダーでのぞいて、先ず20mmアイピース。バッ
チリです。5mmを入れると、さすがに望遠鏡の振動で像は揺れ揺れ、それでも少し待って
ピントを合わせると、なんと!極冠まで見えるじゃないですか!
アイピースは20mm、12.5mm、5mmとあります。どれを使うかはそのとき考えたらいい
だろう、なんて胸をなでおろしながら、やっと食事に考えが及ぶびくびくドキドキのおじさん
でした。 にわか天文学者お粗末(がんばる)の一席でした。
後で聞いた話:井上さんたらこの記事を見て「涙が出そう」になっちゃった、だって!
ベランダの写真はやっと修理できたデジカメで1秒露出でとりました。
9月5日(金) 晴れてくれるか?
朝帰り、すごくいい天気です。黒田さんのポスターにちょっと手を加えて、今までに貼って
ある上に重ね貼りしてまわりました。どんなに張り切っていたか教えましょうか、そのまま
その足でプールに行って泳いじゃったのです。いつも1時間かけて泳ぐところが50分で
終わっちゃったのです。5時までは快晴!こんな写真でホームページ作り始めて、そこ
に黒田さんから電話「姫路の天気は?」窓の外、気が付いてみると日差しがありません。
ベランダからは一面の薄曇、でも月は見えています。
19時現在、薄雲を通して半月はかなりはっきり見えます。がんばってくれぇ〜〜〜!
結局また曇り いよいよ8時
結局曇りです。誰が誰に好かれたのか嫌われたのか、一面の曇りです。それでも黒田さ
んと望遠鏡はセットします。お客さんも集まり始めました。そのうち、月が見え隠れはじめ
ます。とりあえず月を見てもらいます。見えてくると赤経の微動を回して、視野の真中にもっ
てきます。「どうぞ」で3回に1回はもう雲で見えないんです。
我慢強く待つ大人たち、子供は走り回って遊んでいます。結局全部の皆さんにクレーター
は見ていただくことができました。再々再・・・・・・リベンジ明日明後日と決めました。
ついに見えました!・・・・・・9月6日(土)
どこの予報を見ても「曇り」一色、黒田さんも井上さんも都合悪い、何から何まで悪条件
の中で、マァ、ともかく時間どおりに広場に行っていよう。ベランダからの空は(暗くてわ
かりませんが)晴れていそうには見えません。
そのままのあきらめ気持ちでエレベーターで階下へ、すれ違ったご婦人から「でも、火星
らしい星見えてましたよ」の言葉にもあまり励まされず車で花北広場へ。
広場に行ってみても何も見えません。わずかにつきとおぼしきあたりが薄く明るくなって、
「雲は薄いよ」と知らせてくれています。ぐずぐずノロノロ望遠鏡を組み立てていると、月
はだんだん「見え隠れ」状態になってきます。「最悪昨夜と同じ状態か」なんて思いなが
らピントを合わせ、バードウォッチの小さな望遠鏡もあわせ終わってもお客ゼロ。
予告した8時をかなり過ぎてからやっとお客が2人(この言い方失礼で酢ゴメン)、ともか
くも月を見ていただきます。「今日はよく見えますね」と曇りになれちゃっておられるお客
さん、雲が走る程度で昨夜の「見え隠れ」とは大きな違いです。
お客が10人くらいになったところで火星が見え始めたり倍率の高いアイピースに取り
替えたり、裕美さんが応援に駆けつけて(どれがどの順番だか忘れちゃいま舌が)くれ
たり、ベランダから見える火星に「今日は見える!」と駆けつけてくださる、階下の小ホ
ールでの勉強会が終わったりなどでお客さんが増えたり、しまいにはご近所の藤江さ
んが20センチの望遠鏡を引っさげてご登場、何とか一人前の観望会の様相を呈して
きました。
藤江さんは「シーイングあまりよくない」なんていわれますが「素人」のおじさんには極冠
までちゃんと見えます。お客さんに説明しても、ちょっと見直しては「あぁ、あれですね」と
わかっていただけます。自然学校から借りた8センチと藤江さんの20センチ(よく見えま
す、人気も上々)、月に向けてある小さな望遠鏡を代わる代わる何回ものぞいては楽し
んで頂くお客さん・・・・・・・・・倍率を上げた望遠鏡で、すぐに視野から出て行ってし
まう火星を忙しく追いかけながら時々は「オッチャンこっち見えへんでぇ〜〜」の声に
月を向けた小さな望遠鏡を向けなおす、気がついてみたら9時半をまわり、最後のお客
様までみんな「ご満足」でお帰りになります。
藤江さん、裕美さんといつものバーで飲んで歌って、そのあと裕美さんのメモリーカード
から映像をもらって、そのあとまるで記憶なし、やっと目が覚めた朝5時半、このホーム
ページの「嬉しそうな」ダラダラ文章を書いています。
おじさんのページ